ウツローのメンタルヘルス blog

うつ病界のイチロー選手=ウツローによる心の健康情報

うつ病は脳の病気=脳の機能低下が確認されています!

Hi(^^)/ ウツローです。

 

前回に引き続き、「うつ病は脳の病気である」について、別の説を書いていきます。

では、Let’s Go!!

脳科学から見るうつ病

これまでうつ病は「心の病気」と考えられてきました。それは以前の記事で紹介していますので、ここでは割愛しますが、

うつ病になると表れる症状は、脳の機能が低下していると判明されています。

うつ病の人では、前頭前野のDLPFCの活動が落ちていることがわかっています。

聞きなじみない言葉でましたね。説明します。

DLPFC:背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)。頭の前方にある前頭葉の外側にある部分で、考えたり、判断したり、意欲と深い関わりのある場所

つまり、このDLPFCという脳の機能が低下することによって、意欲や注意力、思考力、食欲、記憶力の低下や睡眠の障害などという症状が出てきます

このDLPFCの左側は「快」を、右は「不快」を予測して、それを感じ取る時に活発に活動するため、うつ病の人の脳では、脳の左側の活動が落ち込んでいて「快」を感じにくいくく、右側の活動が活発なため「不快」を感じやすくなっているようです。

よく左脳や右脳と言われていますが、これらの機能・活動のバランスがとれていないわけですね。

他にも扁桃体(へんとうたい)といった不安や悲しみを生み出す場所が過剰に反応していたり感情や思考を司り、自律神経の中枢を担う視床下部といった部位にも異常が発生していていたりとされています。

脳の機能回復に有効とされる治療法

うつ病治療の基本として投薬治療があります。それは前章で述べた脳の機能を向上させる働き、それを手伝う化学物質を増やす作用を促します。薬については、別の記事で書きますので、ここではこの程度にさせてください。

もちろん投薬治療で効果はあるのですが、構造・仕組みとして即効性がなかったり、
副作用が出たりということはご承知の通り。。

そこで電気けいれん療法や、現在注目されている治療として「磁気刺激治療(TMS)」があります。

これらは、脳に刺激を与えて、機能回復を促すことになるので、即効性があると言われています。

電気けいれん療法では、副作用として記憶障害が残る可能性があるようです。

磁気刺激治療に関しては、ほぼ副作用がないという、奇跡の治療とも言われています。

完治させるのは自分自身

前章の治療ですが、まだまだ検証段階ではありますし、日本では保険適用がされていないという問題や疑念はあります。

ただ、こうした脳の機能を回復する治療があっても、完治させるのは自分自身だと私は考えています。

なぜか?

うつ病精神疾患になる人というのは、対人関係や環境、役割の変化に伴う順応不良などが発症の原因とされています。

つまり、

脳の機能が回復したとしても、そうした事象に対しての認知のバランスを整えることが、完治=長く安定して生活する、自分自身を取り戻すことになると考えているからです。

とはいっても、脳の機能が回復して意欲が出ると、認知の歪みといった問題にも向き合えるエネルギーが出てくるでしょうから、そうした面では効果はあるのかなとは思います。

どっちつかずな感じですみません。。

まとめ(2020/3/25)

今回もまた、うつ病が脳の病気である点について掘り下げていきました。今度は、なぜそう判明してきたのか?検査方法についても紹介したいと思います。

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