ウツローのメンタルヘルス blog

うつ病界のイチロー選手=ウツローによる心の健康情報

”ポジティブ思考”でうつは治らない

Hi(^^)/ ウツローです。

今回は社会提言といいますか問題提起といいますか。
うつ病などの精神疾患や障害を抱えている方の周りの方へ言いたい(本人も含む)ことです。

 ポジティブ思考になりなよ←ん??

「俺みたいにポジティブ思考だったらうつ病なんてならないよ」こういったセリフ見聞きしたことありませんか?

私はあります。ここで一言。

ん?何?しばくよ?


まぁしばくほどの元気ありませんが(苦笑)

これ禁句ですよ!!とてもデリカシーがなく失礼な言葉です。
私は「バカなのかな?この人?」って最近は思います。

ポジティブの意味を知ってますか?

こういう人って”ポジティブ”と”能天気”をはき違えていると思うんですよね。後者のように使っている印象を受けます。

ポジティブ=積極的、前向き、陽。

能天気=悩みなどがない。何も考えていない。

歴然と違いますよね?腹立たしいので、失礼を承知でいいます。

「あんたは何も考えていないだけだよ」

病気がネガティブにさせている

ウツローは自他ともに認める”ポジティブ人間”です。
病前は特に「明るい」「いつも笑顔」「社交的」「積極的」などと評価されていましたし、病気になってからも積極的に治療し、病気、メンタルヘルスについての情報収集に励んでいます。

でも、別の記事、YouTubeでも話したように「希死念慮」はありました。
「消えたい」「いなくなりたい」「もういい」と考えて、包丁を自分につきつけたり、ロープで首を縛ったこともあります(不快にさせたらすみません)。

落ち着いてきた今だから言えます。

病気がネガティブにさせてるだけ

うつ病は脳の病気と述べましたが、脳の機能が低下して意欲や思考が正常にできなくなるんですから、自然と言えば自然ですよね。その状態で”ポジティブになりなよ”なんて意味が外れまくりです。かすってもいませんね。

ポジティブ思考は一つの手段

ポジティブ思考を否定はしません。ただ言いたいのは

ポジティブ思考でうつ病は治らない

ということです。前述の通り、ポジティブ思考になれない状態ですから「治療」につながりません

でも、回復においてはポジティブ思考が役に立ちます。何かストレスが起きる事象、そうですね、日常生活で考えてみましょうか。


<例>
事象:家族から怒られる、注意される

ネガティブ:
またやってしまった。申し訳ない。
なんで怒るんだ!家族なんだからいいじゃないか!!

ポジティブ:
伸びしろがあるってことか
愛情があるから注意してくれるのか

こういうイメージですね。どちらが心的ストレスが少ないかは明白ですよね。
こうしたポジティブ思考、ポジティブ変換をうまくできると、回復のスピードと効果は高まります。

これをもう少し本格的にすると、専門的には”認知行動療法”と言われるうつ病治療に有効な心理療法となります。その点については今後書きます。

まとめ

無理やりポジティブになる必要はないですし、発症時はできません。少し回復してきたら薬の効果も相乗して考え方が変わってくる、そうした時間や体力が生まれてきます。

冒頭の言葉を受けた方は”無視”でOKですし、周囲の方はNGワードだとご理解ください。

今回もご覧くださりありがとうございます。

 

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