ウツローのメンタルヘルス blog

うつ病界のイチロー選手=ウツローによる心の健康情報

精神科・心療内科の選び方<その2>

 Hi(^^)/ ウツローです。

さて、前回の続きで、病院の選び方について解説します。

YouTubeでも話していますので、ぜひご覧ください(^^)

大病院とまちのクリニックの違いは?

良い病院と考えると、大学病院だったり総合病院が良い気がしますよね。でも果たしてそうでしょうか。まずは違いを解説します。

 

大学病院・総合病院:文字通り、大きな病院であり、いろんな診療科がある。

〇メリット精神疾患で受診しても、臨床心理士が在中していてカウンセリングを受けられたり、身体の不調があれば、別の診療科を案内されたり、診察にも最先端の器具・機械が置いてある。また入院施設が整っている。

✕デメリット:待ち時間が長いであったり、診療時間・曜日が限られていたりします。また、医師の異動があり担当医師が変わることもある。


まちのクリニック:ある程度の都市部であれば、駅前や利便性の高い場所に病院がある。

〇メリット:通いやすいこと、比較的一人ひとりの受診に時間を割いてくれるということ。

✕デメリット:大きな設備がないため、重症で入院や精密検査を要する場合は、別の病院へ紹介される。


このように一長一短あります。前回の記事や後ほど述べますが、どの点に重きを置くか次第で変わりますので、ご自身の状況に応じて決断されて良いでしょう。

ちなみにウツローは、まちのクリニックに通院しています。

名医の見極め方

もちろん前提は「症状が良くなるか、治療に効果があるか」です。
とはいっても、事前に分かる方法があれば欲しいですよね。次のような項目をチェックすることを一例として紹介します。 


どの病院に所属しているか
理由:大学病院では、薬の実験をやりたいとか論文を書きたいというタイプの研究者の側面が強いであったり、経験の浅い医師もいるということが言われています。だからといって外来診察がいまいちということではないでしょうが、そういう傾向があるようです。また、クリニックの場合は、通常10年以上、病院勤務の経験がある精神科医が開業していることがほとんどです。そういう点では、ていねいな診察・治療をする傾向にあると言えるかもしれません。

 

精神保健指定医や精神科専門医、心療内科専門医の資格を有している
理由:精神保健指定医とは臨床経験が5年以上、精神科の診断・治療経験が3年以上で試験に合格すると資格が得られるもの。つまり、専門性の担保となりますね。これは、大体の病院のHPで医師紹介のページから確認ができます

他にもどういう学会に所属しているかというのも見ておいて損はないです。

私の場合、うつ病ですので、「うつ病学会」に所属されていれば安心できます。そうではなくて、児童うつだったり、統合失調症だったりと自分の症状とは違う学会に所属されている=研究領域が異なるというのも一つの指標になりますね。

これらが事前にチェックできる選び方ですが、今度は診察時におけるチェックポイントを紹介します。

①よく話を聞いてくれること。こちらの話を途中でさえきったりせずに最後まで聞いてくれること。

②治療方針や使う薬などについての説明がわかりやすく、こちらの疑問や質問に答えてくれること。

社会保障や福祉などの制度にも詳しいこと。


※余談ですが、「後医は名医」という言葉があります。これはいわゆるセカンドオピニオンのようなものですが、自然なことなんですよ。なぜなら、最初に通っていた病院が合わない、治療効果がないと感じて次の病院へ変える。変えた病院では、その情報をもとにして別の治療を始める、そして効果が出る。という流れです。

だから決して先の病院が悪いということにはならないので、むやみに非難は控えた方がいいと思います。たまたま合わなかっただけで、他の方には合うかもしれませんから。。

やっぱり「相性」そして「通いやすさ」

何度もすいませんが、何度も言うからこそ、私の強い主張とお考えください。

私の考える良い病院は「相性と通いやすさ」なんです。


やはり調子がよくないときは、外出するだけで億劫なのに、遠い病院だと電車やタクシーを使ってまで移動するのは、とても考えられませんでした。。

幸い徒歩10分圏内に現在の通院先がありますし、すぐ相談・診察しに行けるという点は助かっています。また、「通いやすさ」というのは、利便性だけでなく、「しんどくなったらすぐ行こう」と思えるかどうかにもつながります。

医師と信頼関係ができたり、相談しやすい先生であれば、治療に前向きになれます

 

別の記事うつ病寛解するには早くても3ヶ月~6ヶ月と書きました。治療にも一進一退があり、生活環境や性格などといった話を通院時にすることで、本人の状態や相性に応じていろんな薬の種類や量の調整をしていきます。この調整には、医師との関係性が出来上がっていくことが重要です。

おそらくみなさんも、医師に限らず初対面の人と出会うときは、まず様子を伺いながら話をして、最初から全てをさらけ出すようなことはあまりないと思います。

複数回会っていく、会話や時間を重ねていくことで関係・信頼が増し、相手の理解が深まり、相性がわかっていくでしょう。

医師との関係も同様です。通院を重ねることで病状の理解につながり、適切な処方や診断が出来ていきます

まとめ(2020/3/14)

結論は「相性」になりましたが、それまでにチェックする点も紹介しました。ぜひ診察、治療の参考になれば幸いです。

今回も、ご覧くださりありがとうございます。

 

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