ウツローのメンタルヘルス blog

うつ病界のイチロー選手=ウツローによる心の健康情報

うつ病の症状は辛い。。

Hi(^^)/ ウツローです。
今回のテーマは、「うつ病の症状」について、私が特に辛かったものを、次の流れに沿って書いていきます。

希死念慮と無価値感


聞きなじみのない言葉を続けてしまってすいません。。まず語句の説明から入りますね。
希死念慮(きしねんりょ):具体的な理由はないのに漠然と死を願う状態

無価値観:文字通り自分に生きている、存在価値が無いという感覚に陥ること

これがどちらか一つ出てくるのではなく、つながっていくんですよ。

無価値感で私が抱いていた思いは、

「あー休んで寝込んでばっかり。生きている意味ないじゃん。」
「みんな働いているのに、俺は何も価値を生み出していない。むしろ邪魔なだけ。。」

こうなると、「なんで生きているの?」という思考が出てきます。それが希死念慮

「苦しい。。辛い。。なんでこんなにしんどいんだ。いっそ楽になりたい。」

「どうせ、みんな俺のこと邪魔なんだ。それならもう消えてなくなりたい」

こういう風になります。。


私の場合、希死念慮といっても「死にたい」というよりは、上の通り、「楽になりたい」「消えたい」という想いが強くありました

自殺願望というわけではないんですね。

単に苦しみから抜け出す方法が「死ぬしかない」っていう思考になっちゃうんです。

今でも月イチくらいでは出てくるんですが、狭い思考に捉われていたなぁと思いますね(^_^;)


反芻思考に苦しむ

反芻思考(はんすうしこう):何度もネガティブな出来事を思い出し、悩み続けて抑うつ気分を増長させる考え方のこと。

これも上の項目と似通っているんですが、俗に言う「ネガティブ思考」のスパイラルに陥っているわけです。

「苦しい」→「辛い」→「動けない」→「価値がない」→「消えたい」→「助けて」→「苦しい」、、、という書いていてもなんという負のスパイラル(泣)

もうこれが1日中、毎日続くんですよ。前の記事で「休養」について書きましたが、身体はベッドで横になっていても、頭が全く休んでいない。むしろ、この思考でずっと苦しんで、どんどん疲れていく。

どうせ―っちゅーねん!!状態です(関西弁)

謎の背中痛

うつ病って気分、心の病気と言われますが、身体面にも不調が出やすいんですよね。
よく言われるのが胃腸(便秘、下痢)、頭痛、腹痛、吐き気あたりです。

私はなぜか背中痛が出てきました。腰痛ではないですよ?

肩甲骨の下、脇腹あたりのもっと中心寄りのあたりが、何をしても痛い、苦しい。
寝ても痛むので、寝つくのも苦労しました。

背中痛なんですが、腎盂腎炎(じんうじんえん)っていう病気にかかったときも似たような症状があったんです。

そのときは高熱が出ていたので、わかりやすかったのですが、今回は背中痛以外は特にないんですよね。まぁそうした経験があるので、腎盂腎炎かな?と思って内科に行きました。

でも検査しても異常がないんですよ。血液や尿検査の数値も正常。正常だから薬も出されず。もう本当に謎でした。

たぶん自律神経が乱れていることによる作用なんだと思います。姿勢が歪んだり、同じ姿勢でずっといたりすると、今も出ますので。とはいっても今でも謎。。

ただ、うつ病に関する本を読んでいると、症状の一つに「背中痛」という項目があるので、原因は不明ですが、「自分だけじゃないんだ」と思えたのは、少し安心できました。

まとめ(2020/3/10)

今回は、私がうつ病の症状で、特に辛かったものを取り上げました。もちろん他にもエピソードはたんまりと(笑)ありますので、追々書いていきますね。

 

ご覧くださりありがとうございます。

 

 

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うつ病の兆候・サイン<疑ったらすることは3つ>

Hi(^^)/ ウツローです。

憂うつな状態が続いたり、やる気が出ない、会社(学校)へ行くのが辛い、、などといったことありますか?

もしかしたら、うつ病かもしれません。

そんなときにすべき行動をまとめました
ので、ご覧ください。

YouTubeでも話していますので、ぜひご覧ください(^^)

うつ病診断の簡易チェックをする

「これってうつ病かもしれない?」と思ったとき、うつ病の兆候やサインかな?と疑ったときにしてほしいことの1つ目は、ご自身で簡易チェックをすることです。

おそらく「病院へ行くほどでもないだろう」とか「ちょっと休めば治るだろう」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。でも、インターネットで簡単に3~5分もあれば、うつ病の簡易チェックが出来ますので、行ってみてください。

それはなぜか?うつ病は早期発見・早期治療が重要だからです。

放置しておくと重症化し、治療が長引く可能性が高まるとされていますので、不調を感じたらまずチェックしましょう!

そこで何もなければ安心ですよね(^^)

でも自分で診断ってどうやってすればいいの?

簡単です!!

GoogleYahoo!などの検索サイトで「うつ病 チェック」と入力すれば、病院や製薬会社のサイトにつながります。


すると、大半が選択・クリック形式、無料ですぐに結果がわかりますので、ぜひトライしてください。

※参考:塩野義製薬と日本イーライリリーがうつ病について啓発を行うウェブサイトhttps://utsu.ne.jp/self_check/

結果次第では、病院へ診察を促すメッセージが出ます。

そのときの行動は次の章を参考にしてください。逆に、「少し不調が出ているようです。」などと病院へ促すような文言がない、もしくは軽度と判断される場合もあります。その場合でも、疲労や不調である状態でしょうから、生活習慣(食事や睡眠、運動など)を見直し、乱れがないかを振り返る機会にされると良いかと思います。

心療内科、精神科の病院へ行く

「1」で病院へ促すメッセージ、結果が出た場合は、出来るだけ早く病院へ行きましょう!!

このブログでは、うつ病などの精神疾患に関するものですので、病院といっても「精神科」や「心療内科」を掲げている病院を指します。

ここで、「精神科と心療内科の違いは?」と気になるかもしれませんが、これらはともに精神疾患に関する専門医には違いないので、そこは無視でOKです!

この段階での病院の選び方のポイントを2つ!!ご紹介します。

①初診の予約がすぐとれること

理由:初診は問診や診断に時間がかかるため、指定時間帯でなければ予約がとりづらいまたは駆け込みでは受診が出来ない場合があります。よって、出来るだけ都合のつく早い日時で予約をとられる病院が良いでしょう。

②通いやすいこと
理由:精神疾患に関してはある程度の期間を治療に要します(早くて3~6ヶ月)。休みながら通う場合は自宅の近く。仕事・学校へ通いながらである場合は、最寄りの病院であることが良いでしょう。

今回は、早期発見・早期治療に特化した病院の選び方を紹介しましたが、良いとされる病院や名医については、別の記事で細かく説明します。お待ちください。

日記、メモをつけておく

これは意外と言われていないことなんですが、重要なんです。なぜか?

医師との問診で状態をたずねられたときに答えやすいからです

つまり、どうしたことを書けばよいかというと、

いつ頃から不調を感じたか
・どういった症状を感じるか(身体面、精神面)

そうすると、自分の状況が客観的に把握できるので、適切な診断や処方に効果があります。また、仮になんともなくても、「どうしたときに不調を感じやすいか?」を把握できることにもつながります。

ぜひ一言メモや気分の数値化(100点中40点など)を手帳やスマホメモなどに書いておくことをおススメします。

まとめ(2020/3/09)

以上3つの行動をうつ病を疑った場合、精神面に不調を感じた場合の初動(しょどう)として覚えておいてください。

なお、これらはご自身だけでなく周囲の方々が不調を感じた場合の助言としても有効です。ただ、デリケートですし、声をかけづらいというのもあります。

しかし、実は本人の自覚がない、若しくは病気とは疑っていない場合もあります。

よって、目安としてその方が2週間以上、異変を感じた場合、お声がけすることも1つのアプローチとして覚えておいてほしいです。

ご覧くださりありがとうございます。

 

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うつ病治療の第一歩!「休養」できていますか?

 

Hi(^^)/ ウツローです。

休養ってうつ病の方にとって、案外難しいんですよ。。

今までめちゃくちゃ頑張ってこられた方が多かったり、アクセル全開で突っ走ってきた方が多かったりなので、急に休む、ブレーキをかけるといったことが出来ないんですよね。
そんな方に!「休養」について次の流れに沿って書いていきます。

前提

まず、うつ病になると次の2点がご自身に起きていると念頭に置いてください。

①エネルギーが欠乏する
②心身ともに疲弊している状態になっている

つまり、動こうと思ってもエネルギーがないため動けないんですね。

よく「頑張れ」と言ってはいけないとされる理由の一つです。頑張ろうにもその余力がないわけですから。。

休養は自分でできる最善の治療

エネルギーが欠乏している、心身ともに疲弊している状態で、まず出来ることは休養です。
もちろん病院に行くことも重要なんですが、それすら困難な場合もありますし、まず休んで病院まで行ける程度に休養しましょう。

ちなみに、人間には自然治癒力が備わっています。いろんな病気や不調が、心身を休めることで回復するのは、この働きのためです。

何が言いたいかというと、まずは自身の自然治癒力に委ねる、その力を回復させるというイメージを持ってほしいのです。

さらに落とし込めば、RPGロールプレイングゲーム)でいうとHPが1の状態(0になるとザオリクが必要になるので1としています)ですから宿屋にいって休むアクションが必要です。

休養する方法

シンプルに寝ることです。

何時間でも、昼間でも深夜でも何時でもいいです。眠れる、眠りたいときに眠ってください。睡眠の効果・効力ってすごいんですよ。例えば次の3つ。
①ダメージの回復
②思考の整理
③記憶の定着

今回の「休養」では、①ダメージの回復を狙うことになります。

休み始めの内は、学校や会社、家事などが気になって休み辛いかもしれません。でも、今のあなた自身は休養を必要としています。そのため、存分に眠ってください。
 
「休んでられねーよ!」と思われるかもしれませんが、睡眠、休養が確保されると必ず次のステップ(動く意欲が出る)に進めますので、遠回りに思えますが、休養が回復への1番の近道と信じてください。

とはいっても、曜日感覚がなくなることに不安を感じる方もいます。
ただ、そのくらい休んでこそ本当に「休養」が出来ていると思ってください。

時間の流れや世間の情報など一切気にする必要はありません。

休養する期間の目安

休養としては、2週間〜1ヶ月が様々な文献を読んだ結果として示されています。
実際、私もこの期間、休養に専念すれば「ちょっと動きたいな」と意欲が湧いてきました。

もちろん個人差はありますが、この期間より時間がかかっても落ち込む必要は全くありませんし、重症度合いが変わるとも言えませんので、あくまで目安とだけ捉えてください。

まとめ(2020/3/08)

まずは休養をとる重要さをご理解いただけたでしょうか。今回は休養のみを取り上げましたが、あくまで自身でできる初めの治療ということです。

寛解を効果的に目指すには病院、医師との協力が不可欠です。今度は病院での治療についての記事も取り組みますので、お待ちください。

ご覧くださありありがとうございます。
 
 

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うつ病の仕組み・構造とその症状

Hi(^^)/ ウツローです。

うつ病って耳にする機会が増えてきたとは思いますが、まだまだ世間の認識と当事者との違いにギャップを感じます。

今回は、うつ病の仕組み・構造、症状について次の流れに沿って書いていきます。
ぜひ、ご覧ください。

YouTubeでも話していますので、ぜひご覧ください(^^)

うつ病とは

うつ病とは、抑うつ障害群の中の「うつ病または大うつ病性障害」というものを指します。この抑うつ障害群の特徴としては、抑うつのいくつかの特徴的な症状に当てはまり、それがほかの精神疾患によるものではなく、躁(そう)状態は伴わないこととされています。

なお、この大うつ病性障害というのは、アメリカ精神医学会が作成している「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM5)」という手引きに書かれています。

おい、専門用語でわからんぞ!



すみません。簡単に言えば、
DSM5という手引きに沿ってうつ病の診断がなされている、うつ病には躁の状態は含まないと解釈いただければ十分です。

うつ病の症状

代表的な症状は次の9つとされています。
①1日中ゆううつな状態
②1日中興味がわかない状態
③食欲の増減が著しい状態
④不眠または過眠の状態
⑤落ち着きがない、動作が鈍い
⑥疲れやすく、無気力な状態
⑦自責、罪悪感を抱く
⑧思考力などが低下した状態
希死念慮がある

これらの内、5つ以上が当てはまり、2週間以上続く場合にうつ病と診断されます。
※1つ目と2つ目の項目がどちらかが当てはまることとされています。
※この項目は原文ではなく、簡略化しています。

普段「あ~うつだわ」「まじ病む」と言ったり聞いたりしているかと思います。

でも、上の通り、その気分や状態が、
1日中、毎日、2週間以上続いていますか?
たぶん違うと思います。

そこが
うつ病を患っている方と、普段の憂うつとの大きな違い
です。

では、なぜそうした違いや症状があらわれるのか?それは次の章で説明します。

うつ病になる仕組み

うつ病とは前章のように気分や意欲に関する症状が起きますが、現代の精神医学では、脳の病気という考えが主流となっています。

それはなぜか?

脳の神経伝達物質であるセロトニンノルアドレナリンドーパミンといった感情の安定や意欲増進につながる神経伝達物質の異常が脳内で起こっているからとされているからです。

またまた専門用語出しました。解説します。

セロトニン:感情を安定させる働きがあり、行動を抑え、気分を保つ。感情を安定させる。幸福感、安心感、充足感が得られる。脳内の神経細胞同士を結ぶシナプスという部分を行き交う神経伝達物質


ノルアドレナリン:脳の覚醒水準を高め、集中力を上げ、行動を促す働きがあり
、覚醒する、闘争心が湧く、衝動に駆られる、緊張が高まる、不安、怒りなどにも関係している。

ドーパミン:気分を爽快にし、快感や欲求に関わり、意欲を高め、行動をリードする。わくわくする、愉快な気分になる、好奇心が湧く、達成感が得られる。不足すると、気力、意欲が低下する。


健康な人はこうした物質がうまく機能している、伝達がされているんですが、うつ病になると、うまく働かない、伝達がされない、不足するといったことが起きているとされています。

まとめ(2020/3/07)

以上の通り、気分、意欲の低下が起きているのですが、心の異常ではなく、脳の働きが低下することにより、こうした症状が起きていると考えられています。

えっ?心の病気じゃないの?メンタルが弱い人がなるんじゃないの?気の持ちようでしょ?と考えられるでしょうが、それはもう時代遅れの認識なんです。
 

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うつ病当事者の声を発信しますー自己紹介

初めまして。ウツローと申します(^^)/ 

人生初のブログということで、まずは自己紹介から(プロフィールもご参照ください)。

・男性

・関西人
うつ病歴4年(治療中)
・休職→復職→再休職→再復職→再々休職(今ここ)

 

うつ病を患って、投薬治療、カウンセリング、リワーク、磁気刺激治療(TMS)などを経験し、文献も60冊以上読み、学んできました。
 
ユーザー名は、「うつ病は移ろうもの」という意味合いを込めてウツローとしました。
(※野球のイチロー選手が好きで文字らせたというのも少しあります)
 
そんな私がなぜブログを始めたか?

<ブログ開設の理由・目的>
うつ病治療中の方々にとって有益となる情報を提供したい。
うつ病に対する正しい認識を社会に広めたい。
③ブログを通して自分自身も寛解を目指す。
 
こうした想いからブログを始めることにしました。
 

以下の内容について書いていこうと考えています。

うつ病に関する知識(症状、体験談、原因、治療法など)

・患者への接し方(家族、友人、職場、学校など)

・リラクゼーション

・思考方法

・その他(趣味など)

 
これまで培ってきた経験、知識がご覧のみなさまにとって有益となるよう
努めていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
 
 

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